Apple Watch 発売から1年

Apple Watchが発売されてからちょうど1年が経ちました。2015年の推計年間出荷台数は1060万台、今年は減少するとされていますがそれでも750万台を見込まれています。
 

開発者の私個人として実際に約1年間使ってみた上での、ユーザーの観点と開発者としての両方からの感想をまとめてみました。

ユーザーとして
良い点:

  • メールの通知を逃さない
    • 着信音を避けてバイブレータにしていても、iPhoneをバッグに入れっぱなしの場合には電車の中とか、バッグを置いて離れてしまったりしてメール着信を見逃すことが多い。それに比較して、Apple Watchでの振動通知はさりげなく、腕に装着している限り気が付くので、通知を逃すことがない。
  • Activityで日々の運動量を記録でき健康を意識できる
    • 歩数や距離を日々測定するのは真新しい機能ではないので、最初は正直あまり使っていなかったのですが、「エクササイズ」という測定が便利だと気が付きました。「東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム」のレポートによると1日8000歩で早歩き20分が健康にちょうどいいそうです。この20分の早歩きはこの「エクササイズ」に匹敵すると思われます(個人的見解)。同じ歩きでものんびり歩いていてはこの「エクササイズ」にカウントされません。
  • デバイスが小さくて薄い
    • これはあくまで他のAndroid Wearに比べてなので、Apple Watch自体はまだ厚いとは思います。

残念な点:

  • バッテリー消費が早く、充電を毎日しないといけない
    • 長くて一日半しか持ちません、ワイヤレス充電方式なのが他のAndroid Wearと比べれば利点ではありますが、朝になって気が付いたら遅い。せめて充電ケーブルがApple Watch専用でなければ、あるいは先端部だけ切り離せれば仕事先でも充電できるのですが。
  • 時計なのに直ぐに時間を見られない
    • 例えばデスクに置いたままで時間を確認できない、結局他のもので時間を確認することになってしまう。
    • 腕を引き上げ回転をさせないと表示できない
  • キラーアプリが無い
    • 結局、Apple Watchでないとできなくて、かつ今までになく面白いとか便利だというほどのものが無い。そこそこいいが、それにしては値段が高い。

開発者の観点から

良い点:

  • 開発者の観点でと言っても、比較対象がAndroid Wearとなると、正直さほど良い点がみつからない。Swiftでの開発はコードが短くなるので助かることぐらいでしょうか。

残念な点:

  • Watch Faceができない
    • Android Wearも最初はできなかったのですが、後から解放されました。時計文字盤に自分の好きな写真とかデザインをできるというのが、今までの単に時計ではない魅力であるはずなので。
  • 実現する機能の割に開発の難易度が高い
    • 当然、iPhoneとの連携が常に必要で、かつiPhoneがスリープに入っているときのバックグラウンド処理でのデータのやり取りは、結構難があります。これにGlanceでの状態とActiveになった場合との整合性などたいしたことはない機能の実現にかかる手間が大きい。ここはWatchOS1から2で大きく変わってAPIも使えないものがでたので混乱した。
  • 広告を貼れない
    • AdMobなどの広告は結局iPhone側に貼るしかない。ただ、それでは広告のインプレッションが少なくなる。かといってあの小さな時計画面に広告を貼っても意味がなさそうなのは分かる。収益を得られないのであればその後の展開も期待できない。有料アプリでは現実相当厳しいのです。

何となく愚痴っぽくなりましたが、実際Apple Watchを開発している人はiPhoneアプリに比べて相当少なそう、つまりクライアントがいないのでしょうね。2016年はマイナーチェンジでの発売になりそうでということです。

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